お肌の透明感について

「お肌の透明感」をメイクアップとスキンケアの二つの側面から
考えてることによって、「お肌の透明感って何?」が理解でき、
必然的に日常のお手入れ方法に答えがでてきます。

少しばかり解説になりますので、実際を想像しながら、お読み下さいね。

さて、「透明」は言葉とおり、「透けた明るさ」です。
つまり、「目で感じた見え方」でもあるわけです。

私たちは、外部からの光線が皮膚(お肌)にあたって
反射したものを肌色として認識します。

光がキレイに反射すれば、肌色はありのまま美しく、目に飛び込んできます。

しかし、皮膚表面がなめらかでなかったり、皮膚内にメラニン色素が多かったりすると、
光が部分的に吸収されるため、その箇所が沈んで見えるようになります。

そこで、ファンデーションは、この「肌色の認識をコントロール」します。
(パウダーファンデーションの場合。クリームやリクィドのように
フェィスパウダーを併用する場合は、一番上の層になるフェィスパウダーとのコンビネーションとなります。)

つまり、皮膚表面の光の反射をコントロール。

これにより「くすみがなく、肌色が均一でつやがあり、キメを細かく」という、視覚的な演出をします。

毛穴や凸凹が目立つ部分をソフトにカモフラージュしたり、
光を受けると肌に自然なツヤと輝きを与える特殊なパウダー成分を配合。

また、特殊ポリマーで青みの光の透過を高めたり、肌をくすませる色の光を吸収。

さらに、微粒子パウダーが肌の隙間を埋めて密着し、キメ細かく整えて見せるなど、
各社製品独自の処方で「透明感」を演出する製品を開発し、製造・販売しています。

また、女性誌や化粧品メーカーのポスターやリーフレットでは、
「撮影」という条件下ですからメイクアップ・アーティストやヘアメイクの技術
とカメラマンのライテング(光のあて方や光量ほか)や撮影技術で肌の美しさを演出します。

かっては『撮影用・撮影向き』と言われたファンデーションやフェィスパウダー他
を使っていましたが、昨今はそれを使うまでもなく、
一般に流通しているファンデーションやフェィスパウダー他で十分、撮影が可能になりました。

それほど、近年のメイクアップ製品ーとくにファンデーションーは目をみはる進化があります。

ところが、それでも苦手なところがあります。過剰な毛穴の開きや凸凹が目立つ部分。

肌表面のザラつきは、完全にフォローできません。

どうしても「埋まる・埋める」となりがちです。

そのために「かえって目立つ」「その箇所からファンデーションが崩れやすくなる」などなど...
それらあらゆる方法でフォローします。

しかし、このように視覚的にキレイに見えても「演出」でしかないキレイさは望まれていないと思います。

「素肌で透明感がある」ことで、メイクアップ製品や演出に助けをもらう必要がなくなります。

自然や、ありのままがいいですね。

「なりたい肌」のトップランキングはやはり「透明感のある肌」。

想像ではなく、ご自身の手を見たり、お顔を鏡でみたり、実際「お肌」を見ながら読み進めてくださいね。

肌色は、皮膚にそなわっている

・カロチン(黄色を構成)
・メラノサイト(メラニン色素産生細胞)やメラニン(茶色を構成)
・血液中のヘモグロビン(血色・赤味)
・静脈の色(静脈は赤色ですが、皮膚深部にあるため青く見えます)
・皮膚の厚さ(角質の状態)

の5つの要素で決定されます。そして、これらが透過されて、
見える色を『肌色』と認識しています。

そして、この5つの要素は身体各所により、各量が(バランス)異なっています。
それにより、顔や腕・足ほか、は同じ肌色ではありませんし、人種によっても違います。

また、季節による変化や一日の間でも微妙な変化があります。

また、一般的に「色白」「色黒」といわれる肌色に対する呼称も、これらに深く関係しています。

さて、この五つの要素(顔に限定します。顔の中でも異なります)の中で、美肌と直接関係しているのは、

・お肌をつくる血液循環
・メラニンの量
・皮膚の厚さ(角質の状態)

となります。

そして、これに皮膚の最上層にある角質層や角質細胞の中に含有している、
天然保湿成分NNF(Natural Moisturizing Factor ナチュラル・モイスチャーライジング・ファクター)。

このNMFが素肌上で、反射要因となり「しっとり」「みずみずしい」などの
お肌の質感を感じさせてくれます。

さらに、NMFの成分は、水分をかかえこむ力があります。

このためNMFは角質層の水分を保持する働きをもち、
肌をみずみずしく保つという重要な役割を果たしています。

このNMFがあるため、角質層は外部の水分を吸収し、貯えることが出来るのです。

いわば、健康なお肌であれば、だれもが自然と生成する
天然保湿成分=NNFは、まさに「天然クリーム」です。

肌色は、皮膚にそなわっている

・カロチン(黄色を構成)
・メラノサイト(メラニン色素産生細胞)やメラニン(茶色を構成)
・血液中のヘモグロビン(血色・赤味)
・静脈の色(静脈は赤色ですが、皮膚深部にあるため青く見えます)
・皮膚の厚さ(角質の状態)

の5つの構成要素の透過で肌色と認識され、皮膚の最上層にある
角質層(厚さは、約0.02ミリと言われています。また、お肌をダイレクトに保護するバリア層でもあります。)
や角質細胞の中に含有している、天然保湿成分NNF(ナチュラル・モイスチャーライジング・ファクター)により、
肌の質感をだしています。

これらを日常の生活やコスメティック、スキンケアに結びつけると

・血液循環は、マッサージや入浴。そして睡眠や食生活。日常生活のストレス回避。
・メラニンに関しては「紫外線対策」や「美白効果のあるコスメティックの使用」。
 そしてホルモンバランス。
・皮膚の厚さ(角質の状態)は、ターンオーバー・コントロールを含めた角質ケア。
 そして、まさに天然クリームであるMNFの生成と維持。

と結びつきます。これらはいずれも「お肌の透明度」の要因であり、
バランスですから、どれも留意しなくてはならないのですが、
まずは手間もなく簡単で毎日続けられることからしてみましょう。

特にこの季節の、肌につやがない、なんだか全体的にくすむという原因は、
日焼けによるメラニンの増加です。

メラニンは、それ自体が紫外線よりお肌の保護をする役割があるのですが、
美容的には肌を守ろうとする働きから、角質も通常より厚くなります。

その重なった層の不透明さが、くすんで見える現象です。

また、その重層化している角質は、本来自然に剥がれるはずの
不要な角質(垢)が肌に留まり、皮膚が厚くなっている状態です。

人間の細胞は、各部位の一定周期で生まれ変わっています。

お肌の表皮の場合は、約28日〜30日周期で生まれ変わります。
この周期を保つため、基底層で生まれた細胞が角質細胞へと成長します。

そして、その役目を終えると、はがれ落ちて行きます。
この時、「細胞がはがれた」という情報が、基底層に伝わり、
それをきっかけにしてはじめて新たな細胞が生まれます。

そのため、上の層がはがれないと、新しい細胞は生まれないので
細胞がどんどん古くなります。

その典型的な例、お手入れ不足の肘や膝。皮膚が古い細胞で覆われると、
お肌のくすみやざらつきなど、とつながります。

つまり、角質層が厚くなっていることを示します。

しかし、「角質ケアだから」といって、次から次ぎへと角質を剥がしてしまうと、
細胞が成熟しないうちに、角質層に送られます。

そのため未熟な細胞が、表皮全体を覆うことになります。

しかし、未熟な角質細胞は水分やNMFの保湿力などが十分に保てないため、
肌がかさついたり、肌表面が硬くなったり、
スキントラブルが起きやすくなったりします。

そのため、

適正なターンオーバー = 肌はおよそ28日〜30日周期で生まれ変わる。

を維持するために、「重層化している角質」を取り除き、
新陳代謝を促すのが有効ですが、やりすぎると前述のように、
ターンオーバーが早まり、乾燥などを招きます。

かといって、特別な方法よりも「洗顔」という優れた方法があります。
自然のトラブルに対して、自然な配合成分や方法で回避してもらうのが一番です。
その方法は、ケミカルピーリングによる洗顔です。

ケミカルピーリングとは、老化したり、正常な皮膚生理で
剥離されるべき角質が肌に留まっているのを、
自然物から抽出される有機物で剥離することです。

それにより、健康なお肌の持つターンオーバー「およそ28日〜30日周期で生まれ変わる」
に戻す、サポートをします。

その詳細については、アイアイ・メディカル公式Webを御参考になさってくださいね。

URL :http://www.aiaimedical.co.jp/

アイナソープの優れた角質剥離効果。

そして、石鹸へのグリコール酸配合の一番の良さである「手軽さ」
は、シンプルなスキンケアへの第一歩です。

面倒だったり、スキンケアのアイテムを増やすよりも、
欠かすことのできない毎日の洗顔によって、肌のケアが出来るという、
うれしい結果が期待できます。

part_01より、『美しい肌の条件』である「う・な・は・た・け・せ」
をご紹介しましたが、これらを満たしたお肌の持つ「透明感」は、
キレイなお肌の代名詞であるだけではありません。

洗顔のあとに使われるスキンケア製品が、実感できるほど効果・効用が感じられます。

また、メイクアップではあらゆるタイプのファンデーションがピッタリお肌に密着しますし、
なによりも崩れずらくなります。(ただしメイクアップベースとファンデーションの相性が必要です。
この詳細は、秋頃当メルマガで解説いたします。)

また、ホホのスベスベは苦手なチークカラーもキレイなグラデーションが可能です。

ボディでは、肘や膝、足首などの見逃しがちな箇所も、ツルツルスベスベになります。

「モデルさんのすべてが、アイナソープを使っていれば...
仕事が楽だし、何よりもモデルさん自身もハッピーなのに...」と思う、この頃でした。

渡会治仁【文章】お化粧コンサルタント メイクアップアーティスト 渡会治仁

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