毛穴ケアについて

美肌をさまたげる悩みの1位は、『毛穴トラブル』。

ここで疑問。

『そこでいまから徹底ケア!クレンジングや洗顔料
でしっかり汚れを落として黒ずみを改善、化粧水や美容液でしっかり保湿・引き締め、
さらに肌の凹凸を目立たなくする効果の化粧下地やパウダーを使えば完ぺき。
タマゴみたいなツル肌美人を目指しましょう!』とのアナウンス...。

クレンジング・洗顔料・化粧水・美容液・化粧下地・パウダーの
6つものアイテムを使って=タマゴみたいなツル肌美人!?

また、『毛穴トラブル』と言われるトラブルのタイプも、
オイリー毛穴・黒ズミ毛穴・過剰皮脂毛穴・たるみ毛穴・ニキビ跡毛穴・赤ら顔毛穴と数多く、
こんなにタイプがあればどなたでも1つは該当してしまうでしょう。

だからと言ってケアに該当する各種コスメティックや
毛穴ケア関連ツール(毛穴ブラシ他)や毛穴ケア治療に投資し
、人工的にケアするよりも、『毛穴トラブル』の原因を理解し、
最低限のコスメティックとそれを利用したスキンケアをするのが合理的と思われます。

『毛穴トラブル』の中でも、最も代表的であり「毛穴の目立ち」は、
3つの特徴があります。

*科学的な詳細は割愛させていただきます。

1)外観上の毛穴の目立ちは、毛孔部(毛の出口部分)周囲の形が関係している。

また、毛孔部に詰まった角栓(スムーズに排出されない皮脂が毛穴に詰まり、
そこに剥がれにくくなった角片やうぶ毛が混ざってできた小さな固まり。)
も存在し、外観上の目立ちの大きな要因となっています。

2)毛孔部の角質層に不完全な細胞が肌表面に現れる。

この毛孔部の角質層に、正常な肌表面の角質細胞では核が消失しているのですが、
核の残存した細胞が多く観察されています。

3)毛穴の目立ちと皮脂分泌量は相関している。

皮脂分析では、毛穴の目立つ人はそうでない人に比べて皮脂量が統計学的に多く
、その中でも特に不全角化をひきおこす「不飽和遊離脂肪酸」の比率が高い。

そのためにキメ(肌表面の皮丘・皮溝・毛穴の状態。キメの細かい肌は、
皮溝と皮丘がそろっている状態。)が乱れ、肌が荒れた状態となり、
有核細胞数が顕著に増加します。

これらのことから、「毛穴の目立ち」への対応として、

・洗浄効果の高い洗顔料の使用
・洗顔後に収れん(ひきしめ)効果のあるスキンケアでのお手入れ
・ファンデーションで毛穴を隠す

といった対策が主流とされています。

しかし、「洗顔後に収れん(ひきしめ)効果のあるスキンケアでのお手入れ」では、
そのコスメティックの効果・効用を十分に発揮させるために、
肌表面の角質層がケアされているのが先決です。

また、「洗浄効果の高い洗顔料の使用」は最もですが、
この洗浄には『剥離されるべき角質を除去できる』必要があります。

これらのことから、「洗顔」。そして、「洗顔料」を選ぶことが
毛穴ケアの最重要ポイントとなります。

そこでオススメするのは、ケミカルピーリングによる洗顔です。

ケミカルピーリングとは、老化したり、正常な皮膚生理で剥離されるべき
角質が肌に留まっているのを、
自然物から抽出される有機物で剥離することです。

それにより、健康なお肌の持つターンオーバー
「およそ28日〜30日周期で生まれ変わる」
に戻す、サポートをします。

アイナソープ100・アイナソープ400のユーザー様が、お寄せくださっている
「お知らせ」の中でも「毛穴ケア」に直接・間接的に、効果が実感できたという
「うれしいお知らせ」もあります。

http://www.aiaimedical.co.jp/voice00.html

「毛穴トラブル」は、洗顔料を選ぶ事によって、比較的短期間で効果が実感できます。

どうぞ、御参考になさってください。

最後に、「ファンデーションで毛穴を隠す」は、「隠す」というより
「毛穴を埋める」という感が強く、どうしても被覆感(カバー)がでてきます。

そのために、「カバーできたが、厚みが目立つ」ということもあります。

また、「被覆」は肌にとって異物として扱われますから
、汗や皮脂で自然とファンデーションやコンシーラー、カバーリングファンデーション
が押し出されます。つまり、化粧崩れも増長してしまうこともあります。

さらに成分上、毛穴に残留しやすい製品もあります。

これらのことからも、「ファンデーションで毛穴を隠す」というのは、
可能であっても「なんらかの不満が発生する」ことも少ないありません。

幸い、パウダーファンデーションはすばらしい進化をしています。

付属されているスポンジ(ラティックスや合成ラティックス、
ポリウレタン製のように表面に凹凸があるもの)ではなく、
プレスドパウダー用などのようにパフの表面が起毛したものか、
小さいサイズの綿パフを使い、「お顔の中心から外側」という
ファンデーション塗布のセオリーの逆に「お顔の外から中心に」で
パウダーファンデーションをつけます。

つまり、毛穴の方向の逆にファンデーションをつけます。

このことで、ささやかながら「薄く毛穴をカバー」できます。

この方法で「ファンデーションが過上に毛穴を埋める・残留する」
ということはありませんし、化粧崩れもはやくなるということもありません。

メイクアップの仕上がりが劇的に変わることはありませんが、
スポンジの種類と使い方を変えるだけで、確実にシアーカバーしてくれます。

渡会治仁【文章】お化粧コンサルタント メイクアップアーティスト 渡会治仁

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