キレイなメイク崩れ

「メイクアップアーティストがパフでモデルさんのメイクアップを直している」...
そんな光景をイメージされたことがあると思います。

しかし「たった一つのパフだけで直せる?」という疑問もあると思います。

その答えは一つです。「キレイなメイク崩れ」をするメイクアップだからです。

だからこそパフひとつで直せます。しかもそのパフは、ほんのわずかな
フェィスパウダーが揉み込まれている「空パフ」といわれる状態です。

それを押さえるだけで、「ほぼメイクアップ仕上がりの時と同じ」にリセットされます。
また、特別なシュチレーションでない限り、メイクアップは撮影が終わるまで「新鮮」です。

だからといって特別なコスメティックは使われていません。

かっては「撮影用」といわれるファンデーションを使われていましたが、
今や一部の媒体で使い続けられているだけであり、皆さんが目にされる紙媒体ではそのほとんどが、
お馴染みのメイクアップ商品を使われています。

それでもマスカラは落ちていませんし、アイラインは目の下に移っていることはありません。
またアイカラーは色沈み(クスミ)もしませんし、ムラもありません。

もしすることがあるとしたら、せいぜいリップカラーを「気分的に」重ねるくらいでしょう。

つまり、メイクアップアーティストの手から放たれメイクアップは時を止めています。

しかし、お肌はそれをいつまでも許してくれません。

やがて「化粧崩れ」という不変の生理状況が起こりはじめます。

「化粧崩れ」というのは、いわばメイクアップの飽和状態です。
お肌に馴染み、馴染み尽くしたところでお肌が「お役目御免」とばかりに汗は
ファンデーションを浮かせ、皮脂はファンデーションを包み込もうとします。

このタイミングを見極めメイクアップアーティストは空パフに仕事を与えます。

あらかじめ揉み込まれたフェィスパウダーが汗・皮脂を吸い取り、
それをパフの繊維がキャッチします。その「押えた」だけのコンビネーション。

それが「メイクアップアーティストがパフでモデルさんのメイクアップを直している」という光景です。

そしてそれは偽りなくファンデーションを蘇らせます。

つまり、メイクアップアーティストは
「メイクアップをする(施術する)のもプロですが、
その裏である、落とす・直すも熟知しています。

「ファンデーションをファンデーションでクレンジングする」
「油取り紙でオイルコントロールをしてファンデーションのカバー力をあげる」は緊急時に。

また「落とす」と「直す」とコラボさせたメイクアップのクィックチエンジ。

「ファンデーションをスポンジ擦り落としながら」の究極のナチュラルメイクアップ」。

いわば、落とすも直すもメイクアップの一部にしてしまいます。

しかし、これらを可能にするのには条件があります。

「お肌の角質層が整っていること」もしくは「化粧品で一時的にも、それができる」ことです。

いわばメイクアップアーティストのスキンケアは、「その時、その場の」ケアであり、
ファンデーションにとって最も望ましいコンデションに整えるのが目的です。

そしてそれが「キレイなメイク崩れ」に結びつきます。

どんなに優れたファンデーションでも、お肌のコンデションのいいなりです。

そしてそれを仲介し、うまくお付き合いさせるのがスキンケア製品群です。

「キレイなメイク崩れ」は、「キレイなお肌」であってこその現象。

その「美肌」こそが、より短時間でキレイに「メイク直し」ができる立て役者である事は間違いないでしょう。

渡会治仁【文章】お化粧コンサルタント メイクアップアーティスト 渡会治仁

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