お顔に赤みがある場合、様々なケースが考えられますが、 もし「頬に赤みがあり、そこに少し熱がある」という場合は、 カバリングファンデーション(油性ファンデーションであり被覆効果の高いファンデーション) をお使いになる前に、次のことをお試し下さい。
お使いのファンデーションがパウダーファンデーションの場合、 お顔の赤みのある部分に黄色味の強いパウダーファンデーションを使います。
つまり、「黄色くて、不自然になっていないか不安と思う肌色」をつけてみます。
『赤プラス黄色=オレンジ=肌色の基本構成色』という色彩的な対処です。
ケースにもよりますが、これで不思議なほど赤みが押さえられている(消えている)はずです。
次に、そのまま他の箇所まで広げてみます。お顔全体を鏡でみて、 もし色的に問題(お顔全体の黄色味が強くない)なければ完成です。
これは大胆に、「ファンデーション自体をコントロールカラーとして使う」という方法です。
カバリングファンデーションは名称のように、カバーを主力にしたファンデーションですが、 「健常の肌色と全く同色を使う」ということが必要です。
これがなかなか難しく、数色を混合する手間や、カバー力があるために化粧感がでてしまいます。
さらに、油性が強く、スキントラブルがある方には余りお薦めできません。
まず、パウダーファンデーションを使い、それでも望む結果にならない場合は、 カバリングファンデーションを試してみましょう。
【文章】お化粧コンサルタント
メイクアップアーティスト 渡会治仁 |