夏期ニキビ対策 赤ニキビ

やっかいな赤ニキビ(俗称)は、汗による赤味の増加・痒みが起きやすくなります。
その対策をして、軽減させましょう。

●赤ニキビ

お肌に常在する菌が刺激性物質を生産し、炎症が起こり赤く腫れます。

まとまって出来ることが多く、触ると痛いのが特徴。白ニキビ・黒ニキビから
、乾燥やスキンコンデションによって肌の抵抗力が低下し、
毛穴に細菌が繁殖することによって炎症を起こした状態です。

過度な運動や夏期の気温は、脂腺を活動化すると共に発汗を招くため、
ニキビのある毛口部の角質肥厚が水分を吸収し、膨化してくるため、増悪の原因となります。

そのため、夏に悪化する事が少なくありません。

そのために、夏の汗の処理もスキンケアの1つのポイントとなります。

まず、汗がでたら「こすらずに、優しく押えて吸い取る」「水で洗い流す」
のいずれかで、常にお肌に汗が残留していないようにしましょう。

また、赤く腫れてしまった場合、「カラミンローション」「カーマインローション」と呼ばれる、
日焼けした肌のほてりや炎症をしずめる目的の化粧品を使ってみましょう。

「カラミンローション」「カーマインローション」は、
カラミンという少量の酸化鉄を含む酸化亜鉛の粉末のことで、淡赤色〜赤色をしています。

それを化粧水に配合(混合)させた安価でシンプルな化粧品ですが、
古くからその効果に定評のあるローションです。

このカラミンローションは、容器中で液の部分と粉末の部分の
2層になっており、使用前によく振ります。

これを、清潔な手に移し替え、赤味や痒みを感じる箇所につけます。
もちろんコットンでもかまいません。

ただし、このカラミンローションは乾燥すると、
若干白い粉(この「白い粉」が消炎効果のあるカラミンです)
がふいたようにお肌に残ります。使うには外出の予定のない時にしましょう。

また、就寝前にも使えますが、エマルジョン(乳液)や美容液と併用はできません。

何もつけないていない状態で、カラミンローションを使う事が望ましいのです。

また、もし皮膚科他により医師の治療を受けている場合、
お薬を使う事(塗り薬)が最優先となりますので、カラミンローションは使えません。

・絶対、つぶさない
・触れない
・こすらない
・薬や化粧品のみでは軽減が難しく、生活面でも留意する。
・医師の指示がある場合は、それを最優先し厳守する。

この「簡単そうでも、なかなか実行できない」5つを心掛け、夏期のニキビを少なくしましょう。

この継続が、ニキビとお別れするきっかけになります。

また、メイクアップについては「ファンデーションに含まれる油性成分が、
ニキビに思わしくない」と認識されています。

また、同じく「ファンデーションを延ばす」という行為が物理的な刺激であること。

赤味を消すためには、被覆(カバーリング)が必要とされることから、
スキントラブルを隠す目的のカバリングファンデーションや
コンシーラー、グリーンに代表されるコントロールカラーを使われることが一般的です。

しかし、いずれも「劇的に赤味が見えなくなる」ということはなく、
どうしても不自然な塗布厚(化粧感)やクスミがでてしまいます。

そこで、当メイルマガジンNo.093『お肌の赤味カバー』(2006年3月22日発行)
でご紹介した方法が効果的です。

お顔の赤みのある部分に「黄色くて、不自然になっていないか不安と思う肌色」
のパウダーファンデーションを使います。

これは、『赤プラス黄色=オレンジ=肌色の基本構成色』という色彩的な対処です。

ケースにもよりますが、これで不思議なほど赤みが押さえられている(消えている)はずです。
次に、そのまま他の箇所まで広げてみます。
お顔全体を鏡でみて、もし色的に問題(お顔全体の黄色味が強くない)なければ完成です。

これは大胆に、「ファンデーション自体をコントロールカラーとして使う」
という方法となります。

パウダーファンデーションは、その組成上ほとんど油性成分を含んでいませんし、
肌色選びさえ間違いなければ化粧感もありません。

また、コントロールカラーよりはるかに選ぶのが簡単ですし、
クスミもありません。

幸い、コンビニやバラエティストアーや薬・生活用品店の
量販店ではテスターが解放されています。
ぜひ、お試し下さいね。

渡会治仁【文章】お化粧コンサルタント メイクアップアーティスト 渡会治仁

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