白ニキビ、赤ニキビは比較的軽減しやすいのですが、 これらがなんらかの要因で化膿してしまうと黄ニキビ(化膿ニキビ)に進行します。
このように「化膿」してしまうと美容領域外となり、医師の診断・治療が必要となります。
●黄ニキビ(化膿ニキビ)
細菌が増殖して膿んでいる状態。進行すると毛穴周囲の組織が破壊され、 ダメージが真皮まで及んでしまうと、ニキビが治っても跡が残る場合があります。
また、白ニキビ・赤ニキビが自然治癒・化粧品・生活習慣改善で軽減されても、
・絶対、つぶさない ・触れない ・こすらない
を厳守し、ニキビを「傷」つけないことが大切です。
この「傷」が化膿や色素沈着・お肌表面の凹凸になりやすい一因となるからです。
さて、次にニキビは改善されたが、ニキビ痕「色素沈着」「凹凸」が残ってしまった場合、 スキンケアとメイクアップの両面から、どう対処するのかを御提案いたします。
【色素沈着の場合】
色素沈着(シミ・ソバカスを含む)をケアするビタミンC(アスコルビン酸)は、 古くから美容に良いとされて経口的に摂られています。
しかし、大量に摂取しても身体に蓄積されることはなく、 一定量以上は排泄されてしまう特徴があります。
ビタミンCは食品から採ることも可能ですが、 最近はサプリメントや医薬品が購入しやすくお手軽です。
●ハイチオールC プルミエール(エスエス製薬) http://www.ssp.co.jp/premiere/index.php
また、化粧品では
●ケシミンクリーム(小林製薬) http://www.kobayashi.co.jp/seihin/kmn_c/
*2006年6月現在のURL
●エソテリカ フェイドクリーム(デイタイム・ウィズモイスチャライザー) ハイドロキノン(2.0%) http://www.456.com/pages/detail.php4?serial=780&id=14-5-1
*2006年6月現在のURL *少しクセのある香りがしますが、腐敗臭ではありません。
が安価ながら、効果が期待できる2製品です。
いずれも、お顔全体につけるのではなく、色素沈着のある箇所にスポット的に使えるのが特徴です。
できれば他のクリーム類は使わず、いずれかの製品を就寝前に該当箇所に少量をつけます。
【文章】お化粧コンサルタント
メイクアップアーティスト 渡会治仁 |