この「ご当地コスメ」というのが注目され始めたのは2年前くらいでしょうか・・・。
「ご当地コスメ」とは、各地方の化粧品メーカーが地元特産品を原料とし独自に開発し、 販売している化粧品をいいます。また、直接的な美容効果ではなく、 長い間使用していることによってゆっくりとその効果が出てくることから 「スローコスメ」とよばれることもあります。
銘酒を生み出している地方では酒造メーカーとタイアップし、 酒粕を利用。きれいな海で名高いところは海洋深層水を使い、 活火山が近くにあれば火山灰を洗顔フォームの原料にするなど、 各地方の特産品(米・酒・木材・海藻・野菜・土・温泉成分他、多岐にわたる) を配合した化粧品です。
また、値段もお手頃なのもうれしいですね。
最近では、千歳高校三年の女子生徒三人が地元の化粧品製造・販売のメーカーと 共同開発し、販売を開始した洗顔フォーム「ちとせっけん」が新聞にも取り上げられていました。
このような「ご当地コスメ」は、インターネットや口コミなどを通じて話題となったり、 安全志向や自然志向の強い消費者に人気が高いそうです。
ちなみに、yahoo!で「ご当地コスメ」と検索すると約172,000件(2006年8月現在) もヒットしますし、東京では大手デパートが「ご当地コスメフェア」を開催するなど、 ご当地コスメ人気の広さがうかがえます。
「旅のおみやげ」にも楽しいですし、「地域限定」というのも、購買欲をくすぐってくれます。
コスメティックの通信販売や制度品とは、一味も二味も違う「ご当地コスメ」。
皆さんは、ご自身の出身地「ご当地コスメ」を御存じですか!?
【文章】お化粧コンサルタント
メイクアップアーティスト 渡会治仁 |