ニキビを含め、スキントラブルを持たれている方は オイルフリーやアルコールフリーの化粧品を選ぶことを 望ましくされている美容記事もあります。
この「オイルフリーとアルコールフリー」という言葉を理解しましょう。
化粧品業界では、無添加(○○が入っていない)という表記に 「フリー」(英語)・「ノン」(フランス語)という言葉が使われています。
フリー = 無添加 = 表記された成分が入っていない 例: 防腐剤無添加=防腐剤フリー
ということです。同様に、「ノン」も使われ
例: 防腐剤無添加=ノンバラベン=防腐剤フリー ノンアルコール(エチルアルコール)
と「無添加・フリー・ノン」が同義語で使われているということになります。
少々、紛らわしいでのですが
オイルフリーとノンオイリー、アルコールフリーとノンアルコールという 呼称・表記については、化粧品業界の統一ルールがないため、 化粧品メーカー各社の判断で表記されています。
例えば、まったく油分を含まない、または油分を含んでいても そのすべてが拡散性オイルで肌のうえに油分がまったく残らないことをオイルフリー。
油分を含んでいてもそれが微量でほとんど感じさせない(油っぽくない)ことをノンオイリー。 またアルコールフリーとノンアルコールは同じ意味で、 どちらもアルコール成分をまったく含まないことをいいます。
この時のアルコールは主にエチルアルコールを指し、 香料を溶かしたり、揮発性をいかして化粧水などの 清涼剤(せいりょうざい)、収斂剤(しゅうれんざい)として使用されています。
このような「呼称・表記」について、業界統一と用語定義があれば、 「コスメの性格(ここでは成分配合)」がさらにわかりやすくなります。
しかし、なかなか足並みが揃わないのが残念です。
【文章】お化粧コンサルタント
メイクアップアーティスト 渡会治仁 |