"お顔を洗う"ということは毎日行う美容行為でありながらも、 誰に教わることではないですね。
そのために石鹸洗顔の方法は、意外と百人十色。
特に"洗顔石鹸の泡立て(固形洗顔石鹸・洗顔チューブ・洗顔ジェル ・液体洗顔石鹸・洗顔パウダー・ジャータイプの洗顔料などによる)" は千差万別のようです。
*ポンプ式の洗顔石鹸は除く。
その中でも特に多いのは、"手を合わせ、拝むように手の平をこすりあわせる" というフォーミング(泡立て)のようです。
しかし、この方法・・・せっかくの泡をつぶしてしまいます。
洗顔石鹸の泡・・・弾力のある泡のクッションで洗うから、お肌を傷めません。
また、ニキビや赤みや微熱のあるスキントラブルには、刺激は厳禁。
"ふんわり・もこもこ・キメ細かい泡"の泡のクッションが 洗顔による物理的な刺激を軽減します。
泡の大きさはピンポン玉2個程度が基準。
多量の泡だからといって石鹸の洗浄効果はアップしません。
また、泡が多すぎると"すすぎ"が行き渡らずお肌に石鹸分を残してしまうこともあります。 つまり、過度な"多量の泡"は、その分"すすぎ"に留意する必要があるのです。
さて、この"ピンポン玉2個程度の泡"をキレイにつくるためには、 泡立てネットを使ったりプッシュ式ですぐに泡がでるタイプ。
泡立ての補助剤として、専用ジェルを使うというの3つの方法があります。
しかし、手指ではきれいなホイップ状の泡をつくりずらいですし、 泡立てネットでは少し面倒。
また、せっかくの石鹸の減りも速く不経済。
プッシュ式のポンプタイプが誰にもでも簡単に泡がつくれますが、 まず今お使いの洗顔石鹸を使い切ってしまいたい。
そのためには、どのようにすれば "ふんわり・もこもこ・キメ細かい泡"の泡クッションをつくれるでしょうか。
"ふんわり・もこもこ・キメ細かい泡"の泡クッションをつくるポイントは、 少しだけ留意するだけでキレイにつくることができます。
"手の動き"と"イメージ"。この2つがポイントです。
また、"ふんわり・もこもこ・キメ細かい泡"の泡クッションは、 こんな時にもサポートしてくれます。
・石鹸で手を洗うのが苦手なお子さまも、"ふんわり・もこもこ"で手洗いを楽しめます。
・ニキビには、刺激は厳禁。"ふんわり・もこもこ・キメ細かい泡" が洗顔刺激を軽減します。
・ちいさくなってしまった固形石鹸も無駄なく使うことができます。
・つけ爪(スカルプチュア)をされている方も、"ふんわり・もこもこ・キメ細かい泡"をつくれます。
・お父さんのヒゲ剃りにも、クリーミーな泡でシェバーの滑りがワンランクアップします。
・フェィスやボディの無駄毛剃りに石鹸を使う場合 、 "なめらかでキメ細かい泡"がお肌への刺激を軽減します。
昨今の洗顔石鹸は、特に留意せず泡立ててもキレイに泡がたちますが、 さらに泡の大きさ(キメ)を統一すると"泡クッションの効果"を実感できます。
まず、御自身の"泡立て"を確認してみましょう。
・手を柔らかく、大きく動かすことができていますか?
洗顔において、お顔を包み込むことができる唯一の方法は「手」しかありません。
手の平を"平らに"あわせるのではなく、 "手と手の間に、ボールが入っているイメージ" です。
そして、この手を柔らかく、大きく動かすことが基本です。
次に、
・手の合わせ方を変えてみます
手の平を強くこすりながら泡をたてても、泡をたてる空間が狭くなったり、 泡をつぶしてしまいます。優しく泡を包み込むようなタッチが最適です。
そこで、T字型(片方の手の平に、対90度でもう片方の手指を添える) に変えてみます。
そして、添えた手指を左右に動かすことで泡を整えます。
この時、わずかに指と指の間を空けるとさらにコントロールしやすくなります。
まず、お試しくださいね。これだけで、びっくりするほど "ふんわり・もこもこ・キメ細かい泡"ができてしまいます!
そして、もし思ったより泡ができない時は、次をご確認ください。
・汚れた手では、泡がたちづらくなります。 泡たてる前に、水で手を軽く洗い流すだけでも違いがあります。
・水を多く使い泡たてると泡立ちが軽減します。 水を追加する時は、アーモンドの大きさくらいにします。
・イメージは、御自身の手の動きを自然とコントロールします。 "ふんわり・もこもこ・キメ細かい泡"のイメージを、 泡立てながら思い浮かべてください。
手の動きとイメージがお手伝いする、"ふんわり・もこもこ・キメ細かい泡"で 洗顔をお楽しみくださいね!
【文章】お化粧コンサルタント
メイクアップアーティスト 渡会治仁 |