テレビ、雑誌、書籍などで現在活躍なされているビューティースペシャリスト(エキスパート) の方々について、思うまま書いてみたく思います。
メイクアップ、スキンケア、女医さん・・・実名は割愛させていただきますが、 皆さんご覧のある様々なメディアを通じて活躍されている各分野(カテゴリー) のスペシャリスト諸氏を僭越ながら、筆者が感じている事をお話いたします。
かっては化粧品メーカーだけが積極的に発信してきていた美容情報が、 "カリスマ"の名の元に男女問わず、また経歴も様々な各ビューティー分野の スペシャリストが、メディアを通じて美容情報を発信しています。
その影響力も極めて大きく、その視聴率や書籍の売り上げからも記事や番組 という枠をはみだしてきている感があります。女性誌においては、 ビューティー&コスメティックの特集記事や連載は「なくてはならないページ」として、 各雑誌社が取り上げています。
そして、そのため約3〜5年周期でスター(情報発信源)を生み出し、 常に情報の新鮮さを保っています。
選ばれし各カテゴリーのビューティースペシャリストは「わかりやすく、 実行すると効果を実感できる」という話術とキャラクター。
そして、キャリアと実績が、支持される要因であると思います。
また、バラエティや情報番組的にも見栄えのいいテクニックや、 わかりやすい解説は視聴者の興味をそそります。
しかしプロの目(筆者)から見るとメイクアップ、スキンケア共に 特別新しいテクニックや美容理論ではなく、 「忘れられている知識・テクニックを掘り起こしている」という感があります。
そしてそれを噛み砕き、丁寧に読者・視聴者にお伝えしていると思います。
古代より"美の追求"の元に探られてきた今東西ビューティーの様々な方法です。 美容家はプロフェッショナルである以上、古今東西の美容方法を熟知していますから、 それらから現在でも使える方法をセレクトしているのでしょう。
また、昨今のコスメティックの高品質から、「スキントラブルが発生する」 ということは考えられません。
いわば、「公開しているテクニックは器用・不器用の個人差なく、効果が体感できる」 ということになります。
そのために、「何を紹介しても、スキントラブルを起こすや失敗というリスクは少ない」 とも言えます。だからこそ、競うように「新美容法」がでてくるのだと思います。
これからどんな技術や理論が出てくるのか楽しみですが、 一般の方のみならずプロ(専門家)にも支持される、有益な「新美容法」を望みたく思います。
【文章】お化粧コンサルタント
メイクアップアーティスト 渡会治仁 |