人工皮膚化粧品について

「塗るレーザー治療」、「にきび跡や毛穴が目立たなくなった」・・・
人工皮膚化粧品は、決して安価ではない化粧品です。

その人工皮膚化粧品に対して、どこまで期待していいのでしょうか。

クチコミサイトなどのユーザーヴォイスでは絶賛。匿名掲示板では、それとは異なる
ご意見があるようです。余りにも違い過ぎる評価に驚きを隠し得ません。

まず人工皮膚化粧品について個人的に驚いたのは、その配合成分が明記されていないことです。

主成分としてジメチコン(シリコン)とヒドロキシポロピルキトサン(キトサン)のみ。

基本的にこれらの配合成分中、シリコン系の成分特有の感触は良くても、化粧崩れは起こしやすいでしょう。

仮に「化粧崩れ」を起こさなくても、各種ファンデーションはキレイに着くとは思えません。

このことから、「メイクアップをされるユーザー」に不親切と思われます。

また、高額製品であるため、願わくば「サンプル」を提供し、
試用後に購買の判断をユーザーに求めるべきと思います。

また、同様にミネラルファンデーション・・・響きはいいのですが、
ミネラル=無機質(コスメとして)ですから、製品的には粉体の集合体。

某社全成分:マイカ・酸化チタン・シリカ・酸化鉄
類似製品販売他社は、これに酸化亜鉛加える。

つまり、プレスドパウダーやパウダーファンデーションを粉砕(色材やバインダー除く)
したのと変わりはありません。そして使い方は、専用ブラシで「掃きながら付ける」
ということから想定されるデメリットや問題点は既存のファンデーション以上と思われます。

それはある程度、メイクアップベースの選択で解決できなくはありませんが、
もし認識されているとすればミネラルファンデーション対応メイクアップベースの販売を願いたく思います。

人工皮膚化粧品&ミネラルファンデーション共に、大手メーカーが類似製品。

もしくは、独自開発され販売されないのは何かしら理由があると思います。
とはいえ、人工皮膚化粧品&ミネラルファンデーション共に発想的にはとてもユニークです。

ある意味、「究極のファンデーション」と見てもいいかもしれません。

「人工皮膚」「ミネラルファンデーション」・・・個人的な見解として
「両者共に未完成」と判断していますが、「新しい成分配合」により完成し、
既存のコスメやファンデーションを凌駕させることを願っています。

渡会治仁【文章】お化粧コンサルタント メイクアップアーティスト 渡会治仁

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