サンプルという商品

かっては「サンプルは実売商品より効果があるようにつくられている」
との噂(未確認情報)がありました。

言うまでもなく、そんな事実は全くありません。

化粧品メーカーにとってサンプルは
「ご試用いただき、商品購入の参考にしていただく」
という思惑がありました。

ところが、サイズ(容量)が使いきりなので
「旅行用として最適のサイズ」が裏目にでて、
試用よりも「集める」方が少なくありませんでした。

それから、しばらくはサンプルを無作為に
「おまけ的に」配りすぎてしまいました。

以降様々な調整をし、
「具体的に効果を求められている方に、適切なサンプルをお渡しする」
ようにできたのです。

また、印刷技術を積極的に取り入れ、
カードサイズの口紅やファンデーションのサンプルができるまでに至りました。

さらに全成分表示という、それでなくても表面積が限られているスペースにも印字。

小さなプラボトルといえど、精密に実売商品のスケールダウン。

こいういうところまでも手を抜かず、
商品イメージを大切にしているのは喜ばしく思います。

実売商品で見えないところ・・・。

サンプルであっても、そのメーカーの「こだわりと熱意」を
感じれるのではないかと思います。

渡会治仁【文章】お化粧コンサルタント メイクアップアーティスト 渡会治仁

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