メイクアップ製品の「業務用コスメ」、すなわち『プロ仕様コスメ』 の存在は、ほとんど知られていません。
海外には『プロ仕様コスメ(プロ御用達コスメ)』がありますが、 日本国内では3社。1社はシェア80%とも言われる 舞台用コスメ専業メーカー。
制度品有名メーカー2社はTV局に使われるコスメを提供しています。
このように極限られたメーカー、そしてユーザー(メイクアップアーティスト他) が少ないのです。
では、「プロ仕様コスメ」の実力は特別なのでしょうか。
残念なことに海外製品と比べると、コスメの前に「プロ」 とついている程度で見劣りします。
理由は処方が古いままで、一般の方でも使うのを躊躇するようなコスメなのです。
特殊な用途に使われる一部のコスメを除き、必ずしも「プロ仕様」 にこだわる必要はなくなってしまいました。
スキンケア製品では、エステティックサロンで使われているのコスメを、 「業務用コスメ」と分類してもいいでしょう。
では、制度品や通販、ネットショップで販売されている スキンケア製品と比較し「何が違う」のでしょうか。
必ずしもすべてのメーカー&スキンケア製品がそうであると断言できませんが、 「比較的、効果が期待できる成分の配合が多い」と言えるでしょう。
それは速効性を、そして明確な効果を望まれることに応じなくてはならない 現場の要望とも思われます。
かってはエステティックサロンで使われている業務用コスメは、 エステティックサロン経営者でしか購入できませんでした。
しかし昨今は、ネットでも購入しやすい価格で販売されています。(登録制のエステ卸し等)
制度品や通販、ネットショップで販売されているスキンケア製品とは違う「業務用コスメ」。
ネット検索のキーワードとして、「業務用コスメ」を検索してみるのも楽しいかも知れません。
【文章】お化粧コンサルタント
メイクアップアーティスト 渡会治仁
|