最近、化粧品原料担当・開発担当者のブログ&WEBが増えてきました。
今までは、一般の方やコスメ関係のライターさんやメイクアップアーティスト他、 「使うプロ」がブログ&WEBで情報を発信していました。
化粧品原料担当・開発担当者は「コスメをつくるプロ」です。
肩書きは、余り一般的ではありませんがわかりやすく 「コスメクリエイター」「コスメトロジスト」「コスメアナリスト」他、 コスメと強く関連のある職務を強調しています。
また、プロフィールには関連した学会会員であったり 技術者会会員ほか、アカデミックなイメージがあります。
筆者自身、とても興味がありますので楽しく読ませていただいています。
しかし、時々「?」もなくもありません。
たぶん、一般の方が読み流せばなんら問題にはなりませんが、 その文章の背景を知っているものが読むと冷や汗です。
中には具体的にメーカー名を明記し、持論を展開されているところもあるようです。
また、学術的なのはとても興味深いのですが、 時々掘り下げ過ぎて読者から離れてしまっていることも少なくありません。
そういう面から、「読み流すのはもったいない。
しかし、難解な記述を読解するには覚悟が必要」といった感触です。
あるWebでは、「お肌の活性化は、すなわち老化につながる」とのことでした。
しかし、読者にとっては、とっても興味深いテーマかもしれませんが、 実証されていない限り、あくまでも仮説にすぎません。
また配合成分についてのテーマも、ネガティブな記載が目立ち、 コスメに対する不安感はぬぐえません。
もちろん、それを意図として記述されているのはないと思います。
しかし、化学や真実だけで結論を導きだせないのがコスメティックです。
一般の「コスメ大好き!」な方やコスメ関係のライターさんや メイクアップアーティスト他、の「使うプロ」。
そして、「コスメクリエイター」「コスメトロジスト」「コスメアナリスト」他、 コスメを企画したり、処方を決めたり、化粧品原料を研究をされている皆様達。
ますますいろいろな方向から、コスメは語られる時代になりました。
大歓迎です。
【文章】お化粧コンサルタント
メイクアップアーティスト 渡会治仁
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