「こする」から「触れる」へ

お肌の接し方で重要キーワードは「こすらない」こと。

洗顔しかり、クレンジング、ファンデーション、アイカラー、チーク・・・
スキンケア&メイクアップのほぼすべてのコスメテックスがそれに適応しています。

言い換えれば、「お肌に物理的な力を加えなくてもコスメは対応できている」
ということです。

つまり、「のせるだけ」「触れるだけ」「すべらすだけ」で
お肌への密着・浸透・定着・効果効用の実現が可能になってきたのです。

*マッサージは除く。ゲルマニウムパックはそれに対応。

しかし、それに逆行するように昨今TVで拝見する美容家の荒っぽいこと・・・。

モデルが涙目になるほど力を与え、手が速く動くことばかりが目立ちます。

メイクアップにしても、メイクアップブラシというより「刷毛でこすり付けている」というタッチ。

ファンデーションでは小刻みに延ばし、やはり手の動きの速さだけが目立ちます。
なにやら、手の動きが最新のコスメを否定している感じです。

さて、「お肌をこする」ということで懸念されていたのは、
「長期に渡り、擦るという物理的な刺激は色素沈着を増長させる」ということでした。

それは、粗悪な化粧品原料のお肌への残留も含め、不安感を増長させました。

それも、今やすべてのコスメが「こする」必要がなくなってきたことから、
「過去のこと」としてみていいと思います。

ただし、先ほど指摘させていただいたTVのヴィジュアルは歓迎できません。

良く解釈すれば、その美容家の長年の「手クセ」なのです。

それを参考にするのは自己責任ですので、ご注意くださいね。

また、「こする」ということに関して意外と忘れられているのは
洗顔後、タオルでの吸水です。

このタオルも、すでに「触れるだけで吸水できる」(従来のフェイスタオルの約2倍の吸水力)
という製品があります。

特に「こする」がご法度なニキビがある方には、とても有効なアイテムです。

コスメそのものだけに頼らず、その「有効的な使い方」を
再確認されるべきだと思っています。

渡会治仁【文章】お化粧コンサルタント メイクアップアーティスト 渡会治仁

他の記事も読んでみる♪

アイアイメディカル