まずは簡単な事例から、お話しますね。
クリームやリクィドファンデの後に、 フェイスパウダーを使うということは 「フェイスパウダー&その透過色で肌色&質感が決まる」 ということになります。
*カメラマンのライティングにもよりますが、
大筋でこんな感じです。
さらに、セオリーからいいますと
ファンデの油分多い =重い・不透明・吸油性高い ファンデの油分少ない=軽い・透明・吸油性低い
ということで、 「フェイスパウダーであれば何でもいい!」どころか、 「フェイスパウダーで、肌つくりが決まる」 と言っても過言ではありません。
いわば、「ファンデが肌つくり決める」のではなく、 フェイスパウダーなのです。
この誤解というか、認識の違いは大きいようです。
例えばセオリーを逆にし、
ファンデの油分多い =軽い・透明・吸油性低い ファンデの油分少ない=重い・不透明・吸油性高い
とすると、崩れは速くなりますし、せっかく薄く付いている ファンデもこってり仕様になります。
同様にパウダータイプのチークカラーも、 「フェイスパウダーと同質感のチークカラーを使う」 がセオリーです。
もしくは、質感を同一にするためにフェイスパウダーを重ねる。
また、パウダーやクリーム、ジェル、液体、チューブタイプの 洗顔料を泡立てる「泡立てボール(メーカーにより呼称が異なります)」 は、メーカーの説明である 「洗顔料をつけ、揉み転がすようにして泡立てます。」 では泡が立っても洗顔料のロスが多いことがあります。
このような簡単な例ですが、スキンケアやメイクアップのみらず 「正しい使い方が十分伝達されていない」 ケースが少なくありません。
「結果が現れる正しい使い方」を知ることで コスメやツールを使うことがさらに楽しくなるでしょう♪
【文章】お化粧コンサルタント
メイクアップアーティスト 渡会治仁
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