ビューラーについて

ビューラーはアイラッシュカーラーともいわれる、
睫毛をカールアップするためのビューティツールです。

*以下、ビューラーと表記いたします。

上睫毛用や下睫毛用、さらに金属製や樹脂製(金属アレルギー対応)。

ビューラー本体にヒーターをつけカールを
長もちさせる製品など、選択肢が豊富な人気アイテムです。

また、ビューラー製品を使わなく、温めたスプーンでカールアップ
するというユニークな方法も提案されています。

ビューラーの目的は、睫毛をカールアップすることで
「瞼に影をつくり目元の印象を高める」
(下に向きがちな睫毛を上にあげ生まれる影)
ということです。

そして、カールアップされた睫毛はマスカラとの併用で
生まれる相乗効果でさらにその効果が高まります。

さらに、この「影つくり」は、カールされた角度とマスカラ
でつくられた太さと睫毛の長さで強さが決まります。

もちろん、ビューラーとマスカラで相当、目の印象を強めますが、
アイカラー・アイラインと連動させることで、さらに印象的な
アイメイクアップとなります。

そのためにビューラーは単体のビューティツール
と考えるよりも、その使用前のアイカラー・アイライン。

使用後に使われるマスカラをサポートし、連動させるビューティツール
と考えたほうがいいでしょう。

そしてそれを使いこなすには、
「ご自分にとって使いやすい(カールアップの角度がコントロールしやすい)
ビューラーを選ぶ」につきると思います。

また、「持ち方」「使う前の確認方法」を覚えることで、
カールアップテクニックがワンランク、アップします。

ビューラーをうまく使いこなすには、カールアップの角度がコントロール
しやすい製品を選ぶのが理想的です。

しかし、ビューラーは店頭にテスターがないことがほとんどで
試用できないのが残念です。

そこで、今お持ちのビューラーで基本的な持ち方やカールアップ
の方法を覚えてみましょう。

これでも上手くできない場合は、
ビューラーのサイズや挟む部分のラウンドがあっていないの
かもしれません。

その場合は、お友達のビューラーをお借りして使ってみましょう。

それで、ご自分のビューラーとお友達のビューラー、
どちらが使いやすいかを比較し、使いやすいのを愛用
するのも一案ですね。

さて、今お使いのビューラーをご用意ください。

*アイラッシュカーラーは、その「ハンドル部」に
  指を入れるタイプや持つタイプがありますが、
  ここでは一般的な
  「ハンドル部に指を入れカールアップするアイラッシュカーラー」
  とします。

ビューラーは使う前に次の3点を確認します。

・ビューラーにゆるみがないか
・パッキン(睫毛を挟む箇所下部の合成ゴムやシリコンゴム部)
  が汚れていないか
・挟む箇所に傷がないか

この3点、睫毛を痛めないためにも
とても大切な確認です。

・ビューラーにゆるみがないか

ビューラーの持つところ(ハンドル部)を親指と人差し指で
つまむように持って、軽く振ります。

このとき、挟む箇所が左右にぶれすぎることがあると、
正確に睫毛を挟む(キャッチ)できません。

基準として、試しに100円ショップのビューラーでお試しください。

かなり、ぶれるはずです。(ロットにもよりますが)

これは、ハンドルの交差点が緩んでいるために起こります。

また、ぶれないのは固すぎで挟む時にかなりの力が必要
となります。

また、ポーチにビューラーを入れていると、なんらかの
衝撃で緩んでいる場合もあります。

・パッキン(睫毛を挟む箇所下部の合成ゴムやシリコンゴム部)
  が汚れていないか

この汚れは、結構散見するケースです。

マスカラが金属部やパッキンについていることをいいます。

マスカラの種類にもよりますが、中には粘着性をもった
マスカラ皮膜もあります。

これが、マスカラ後のカールアップにくっつき、
キレイにカールできなくする原因でもあります。

消毒用のアルコールで清拭し、常にキレイにしておきましょう。

ビューラーを使う前にすべき、3点の確認。

・ビューラーにゆるみがないか
・パッキン(睫毛を挟む箇所下部の合成ゴムやシリコンゴム部)
  が汚れていないか
・挟む箇所に傷がないか

ビューラーは金属製品であるため、何らかの外部の衝撃で
緩んだり傷ついたりします。

特に最後の確認・・・睫毛を切らない、痛めないためにも
とても大切な確認です。

・挟む箇所に傷がないか

ビューラーの挟む箇所を全開し、金属で挟む箇所を
指でなぞります。

この時、指にひっかかりがなくスムーズになぞれれば
問題ありません。

しかし、何かひっかかるようであれば、その箇所に傷
があります。

この傷は睫毛を挟んだ時、それが原因で睫毛を切って
しまうこともあります。

特に普段からポーチにビューラーを入れている方は
要注意です。

また、この傷は直しようもないので、該当するビューラー
は処分します。

睫毛は生理的に睫毛の成長過程で、
抜けますが切れることはありません。

1回でも、睫毛が切れた経験のある方は
ビューラーを疑いましょう。

また、ビューラーの持ち方です。

ビューラーの持ち方って、教わることはないですね。

なんとなく・・・じゃないですか?

ビューラーを使う場合、まず持ち方を確認してみましょう。

ビューラーには、指を入れて持ちやすくするため
「ハンドル」があります。

*涙型の指を入れるスペース

このハンドル部に指を入れますが、

・親指と人指し指を浅く入れる
・親指と中指で挟み、人指し指を柄に添える
・親指と薬指で挟み、人指し指と中指を柄に添える

では使いやすさが違います。

お持ちのビューラーで、実際指を入れながら動かし
、やりやすい方法を探して見ましょう。

筆者的には、
「親指と薬指で挟み、人指し指と中指を柄に添える」
がお薦めです。

この持ち方ですと、親指にわずかに力を加えるだけで
しっかり睫毛を挟みこみます。

お試しくださいね。

また、挟み具合や睫毛がちゃんと挟まれているかを
確認するために手鏡などを使いますが、
この手鏡の使い方も工夫してみます。

大抵の方は、手鏡を下に顎を下げすぎています。

これでは睫毛の生え際が見えずらくなります。

手鏡は下に、顎は少し上に上げてみてください。

また、軽く口を開けるとリラックスしビューラーが
使いやすくなります。

これで、睫毛の生え際が一本一本見えてくるはずです。

この睫毛の生え際がよく見える角度(鏡と顎の角度)は
人によって違いますので、角度は指定できません。

いろいろ鏡の角度を変えて、「見える角度」を探しましょう。

そして、「深く・睫毛のほぼ中央・睫毛の尖端より浅く」
の3点をカールポイントとします。

この3点(3段階のカールアップ)によって
自然な睫毛のカールになります。

また、このビューラーの持ち方・・・
眉カットに使う、アイブロウシザース
(眉カットはさみ)の持ち方と同じです。

ビューラー、アイブロウシザース共に
「安定」することで正確に挟んだり、カット
できます。

まず、ビューラーで持ち方になれておきましょう。

渡会治仁【文章】お化粧コンサルタント メイクアップアーティスト 渡会治仁

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