メイクアップの3要素

一人の女性に対するメイクアップのパターンは
どの位あるのかメイクアップ・アーティスト清水悌先生が
試算された数値が”209万9520通り”です。

その内訳は,

1)肌色をピンク、ナチュラル、オークルの3色を
  おのおの濃く塗ったり、薄く塗る

2)さらに肌色の色相に高中低の変化をつけて肌色に変化をつける

3)眉はダークブラウン、ブラック、グレイ等の色を使い
  曲線、直線などの角度をつける

4)それをさらに濃淡で塗り分ける

5)口紅を18種のラインで曲線的、直線的にと塗り分ける

6)アイカラーは10種類の組み合わせ

7)チークカラー6通り

8)アイライン6通り

これらを基本的なメイクアップのパターンとして
組み合わせると”209万9520通り”もの
メイクアップパターンができる計算になります。

しかし、実際にこのすべての組合せを試みることは
ほとんど不可能に近いですが試算上の数字とはいえ
メイクアップの組み合せの豊富さには驚きます。

そして、この組み合わせを創るのはメイクアップ料
(製品、商品)です。

各タイプのファンデーション、アイライナー、
マスカラ他すべて、

色・形・質感

の3要素があります。

色は、まさしく「商品色」。
形は、使用範囲(面積)や「入れ方」。
質感は、動的なイメージであるパール感(つやあり)
や静的なイメージあるマット感(つやなし)他を示します。

従って”209万9520通り”ものメイクアップパターン
にメイクアップ料の3要素を加えると天文学的な
メイクアップパターンになります。

メイクアップ・アーティストは、
その天文学的なメイクアップパターンより
「選び出している」ということになります。

事実、モデルさんの素顔より、瞬時にシュミレーションし
適切なコスメを選び出し、「色・形・質感」を
コントロールしています。

ただし、絶対動かさないのは「ファンデーション」の色です。

ファンデーションは、お顔の面積の90%占めます。

そのために、特別なリクエストがない限りは、
完全に肌色とファンデーションの色を併せます。

つまり、”209万9520通り”の
メイクアップパターンがあっても
ファンデーションは1つなのです。

ファンデーションの中の「色・形・質感」、

色は、完全にマッチングしているスキントーン(肌色)。
形は、基本的には「お顔全体に塗布」。
質感は、粉次第!

粉次第って・・・。

渡会治仁【文章】お化粧コンサルタント メイクアップアーティスト 渡会治仁

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