メイク前のスキンケア

昨今のスキンケア商品群。

増えたのはいいのですが、1つのコスメに
いろいろな機能や効果がぎっしりしている
のもあり・・・目移りしてしまいますね。

今一度、「メイク前のスキンケア」を
確認してみましょう♪

その前に、メイクアップ・アーティストの場合、
モデルさんのメイク施術前のスキンケアを
どのようにしているのか、ご参考まで。

私共は、メイク施術前のスキンケアのことを
プレメイク(メイクアップ)と呼んでいます。

この目的は、ファンデーションにとって、
最上のスキンコンディションにすることです。

このために、

・使うファンデーションのツキや延びを
  最大限に生かすことができる

・スタジオ内他、あらゆる環境でも
  化粧崩れを最低限にし、メイク持ちを良くする

にすることができます。

また、それに加え

・初めて使うコスメ(モデルさん側)であっても
  スキントラブルを誘発しない

という絶対条件を満たしています。

そのために、驚かれるくらいシンプルです。

筆者の場合は、

拭き取り用化粧水 -> 化粧水 -> メイクアップベース

が基本で、他を使うことはありません。

この、わずか3アイテムでメイクアップ前の
最高のスキンコンディションである「湯上り」を
コスメでを再現します。

湯上り = 角質層の十分な水分と適度な皮脂膜で、
      しっとりしている状態

*実際は、肌温度を上げませんから血行は変わりません。

つまり、「多からず、少なからず」という
ぎりぎりのお肌にします。

このことにより、お肌がファンデーションを異物と
とらず、汗や皮脂による化粧崩れが少なくなるのです。

以上が、メイクアップアーティストの
メイク施術前のスキンケアです。

ところが、一般の方ですと

洗顔 -> 馬油 -> 化粧水 -> 収斂化粧水 -> 乳液

洗顔 -> 美容液 -> 乳液 -> 化粧水 -> 毛穴用美容液
-> アイクリーム -> 美容液

洗顔 -> 化粧水 -> UVカット -> 乳液 -> クリーム

洗顔 -> 美容液 -> 化粧水 -> クリーム

他、お使いのコスメの種類が増えています。

もちろん、お使いのコスメが増えていても
適量を使っているのであれば、
なんら問題はありません。

この適量も、コスメによって異なりますから
一概に量を指定できませんが
お使いのメーカーが指定している使用量を
厳守されるのが基本です。

【参考】

【フルーツ単位】 マスカット1個分・サクランボ1個分
【穀物単位】 米粒大・あずき粒1つ分
【円形物単位】 真珠、ピンポン玉1つ分
【食器単位】 ティスプーン・カレースプーン等
【硬貨単位】 500円の大きさ・100円の大きさ
【回数単位】 ワンプッシュ等
【付属品単位】 付属のスプーン1匙
【滴単位】 ピペット1滴ほか。
【押し出し単位】 容器口から3cmだす、など。
【あいまい単位】 「適量に」としか書かれていない。

*筆者の独自分類

そして、最後のコスメを使い
約3分程度放置し、後、
清潔で乾燥した手の甲でお肌に触れてみます。

吸い付くのではなく、
引っかかれば最適な状態です。

この状態こそが、前述の

湯上り = 角質層の十分な水分と適度な皮脂膜で、
      しっとりしている状態

であり、最もファンデーションが崩れずらい
コンディションなのです。

もし、

・メイクアップ(ファンデーション)が崩れやすい
・ファンデーションが、ムラにつきやすい

のであれば、再度 お使いのコスメの「量」
を確認し、前述の確認を行ってみてくださいね♪

渡会治仁【文章】お化粧コンサルタント メイクアップアーティスト 渡会治仁

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