かっては、当たり前のようにメイクアップ指導に使われていたり お客様自体が「思い込んでいた」、メイクアップや コスメの選び方は変わりつつあります。
もし、後述の事項で心当たりがありましたら、 アドバイスをご参考にしてみてくださいね♪
それだけで、「今風」に近づけるはずです。
●ピンク系という肌色
現在でも、ファンデーション(以下、ファンデ)の肌色 は大きく3種類の肌色に分類され、さらにそれを細分化しています。
メーカーによって異なりますが、大筋
明るい肌色・基準となる肌色(平均的な肌色)・暗い肌色
ですね。
すべて、「普通の肌色」と称されている基準色を中心に それより「明るい・暗い」を加え色幅を広げています。
この、「明るい」がピンク系(ピンクオークル)という 「肌色が明るく、赤味のある色」です。
とっても響きはいいのですが、実際にこのような肌色を お持ちの方は日本人では極わずかです。
しかし、「私はピンク系の肌色といわれているから」 とこだわる方も少なくないようです。
もちろん、ピンク系にマッチされている方もいらっしゃいますが わずかでもずれがあると・・・「お顔、色浮き」です。
首との色差も大きく、決して自然でも、ナチュラルでもありません。
現在でも、肌色を
明るい肌色・基準となる肌色(平均的な肌色)・暗い肌色
とわけてはいますが、あくまでガイドであり メーカーによっては、「基準となる肌色」ですら違います。
40代以降の方は、やや「肌色にこだわり」が強いようです。
ファンデは、すべてのタイプ(パウダー、クリーム、リクィド他) 「見た色」と「着けた色」が異なります。
大筋、やや明るめにでる傾向があります。
そのために、○○系という色の分類ではなく 「着けてマッチする色」が、ご自身の肌色です。
特に、通信販売でファンデを選ばれる方は要注意です。
必ず、「お肌にファンデを着けて確認」が必要です♪
●ブラウン(茶色)は優しい色!?
特にマスカラですね。
「ブラウンのマスカラは、目を優しく見せる」 と説明されているようです。
では、
「ブラック(黒)のマスカラは、目をきつく見せる」
のかというと、「きつく」ではなく「はっきり」です。
ブラウンは、肌色を暗くするとブラウンになります。
そのために、肌色とはとても相性のいい色ですが、 アイカラーやチークカラー、リップカラーにいえること であり、まつ毛では逆に「異色」です。
まつ毛は、皆さんブラックです。
そのために、マスカラはブラックが基本です。
もし、ブラウンのマスカラをお使いでしたら 一度思い切ってブラックに変えてみましょう。
きっと、「目がきれいになったね!」と褒められますよ♪
かっては、当たり前のようにメイクアップ指導に使われていたり お客様自体が「思い込んでいた」、メイクアップや コスメの選び方は変わりつつあります。
もし、後述の事項で心当たりがありましたら、 アドバイスをご参考にしてみてくださいね♪
それだけで、「今風」に近づけるはずです。
●フェイスパウダーで白くなる?
「フェイスパウダーで顔が白くなった」 という経験がある場合、そのイメージがどうしても払拭できず、 フェイスパウダーを控えめに使っている方が少なくないようです。
このために、ファンデーションが崩れやすくなります。
さて、この対処の前にどうして 「フェイスパウダーで顔が白くなった」のでしょうか?
それは前述のファンデーション、「ほとんどの方がピンク系」 (正しくは、その当時のファンデーションの色再現が乏しかった) に加わり、油分が多かったため吸油性の高い成分を主に していたためです。
現在のファンデーション(クリーム、リクィド他)は 油分も軽いオイルに替わり、ツキも当時とは全く違うほど 薄くつきます。
そのために、吸油性の高い成分を使う必要もなく、 透明感を損なわないフェイスパウダーがでてきました。
このような、ファンデーションとフェイスパウダー自体の背景 と、それに伴い「フェイスパウダーを沢山つけると顔が白くなる」 という誤解が今でも残っているようです。
「フェイスパウダーは、ファンデーションの油分を吸収し、 固定化するためのもの」。
この考え方(印象)や一部の製品を除き、すでになくなっています。
「フェイスパウダーは、紫外線を反射しお肌を保護するもの。 加えてファンデーションのクスミを軽減する他、 持続させる役割を持っている」
が現在のフェイスパウダーです。
これは、お化粧直しで使われるコンパクト(プレスドパウダー) にても同様です。
今一度、フェイスパウダーを見直してくださいね♪
選び方は簡単です。
価格と問わず、フェイスパウダーを選びます。
そして、乾燥した手の甲に少量のばし
・さらさらしている ・延ばしたら透明になる
この2点をクリアーしていれば、 フェイスパウダーで顔が白くなることはありません♪
●眉頭は絶対描かない!
これは絶対原則なのですが・・・。
眉頭を描くと、眉の自然さを失い「描きました眉毛」 になります。
元々、アイブロウ(眉を描く)というのは、眉毛の隙間と隙間 を埋めて強調することです。
その中、眉頭は、眉毛の隙間が広いので「埋める」というより 「描きつぶす」という感じになります。
眉は、眉頭・眉山・眉尻と3箇所に分けられます。
眉頭から描くのではなく、
眉山 -> 眉尻 -> 眉頭
の順で描き、「必要あれば、眉頭を描く」としましょう。
この「描く順番」を変えるだけで、随分変わります♪
【文章】お化粧コンサルタント
メイクアップアーティスト 渡会治仁 |