クリーム類について

クリームは、化粧水同様に古くから使われてきた
化粧品です。

油分の持つ、"皮膜によるお肌の乾燥保護"や
"角質層の水分の受け入れをしやすくする"
他、特長的な効果効用も感触的な不満から
積極的に使われる方が少なくなってきているようです。

これに呼応するように、メーカー側も
油分を含むスキンケアコスメ(乳液やクリーム)
の感触改善に力をそそいでいます。

以前は、油分を含んだスキンケアコスメの
重厚な感触を"リッチ"と表記していましたが
最近はそれを使われることが少なくなっています。

さて、クリーム類は元々、肌表面の皮脂膜の代用品でした。

皮脂腺から分泌される皮脂は、お肌の水分の蒸発を
防いでみずみずしい素肌を保ってくれたり、
外部刺激から肌を守ってくれてます。

しかし、加齢や季節によって皮脂の分泌が少なくなると、
肌は傷つきやすくなり、みずみずしさも失われがち。

それを補ってくれるのが"クリーム"だったです。

しかし、油分を含むため季節によっては
使用量を加減したり、使用を控えたりする必要
があります。

その問題を解決するために、
クリーム内の水分と油分の配合量を工夫し、
いろいろなタイプのクリームが登場してきました。

そして、"皮膜によるお肌の乾燥保護"や
"角質層の水分の受け入れをしやすくする"
他、油分を含むスキンケアコスメの効果効用
に加え美容効果成分を配合し付加価値をつけました。

また、"感触""使用感"も劇的に向上し、
現在のクリーム類になったのです。

昨今はジェル系や感触がライトなコスメが
主流ですが、劇的な変貌をとげたクリーム類。

再認識の価値がありそうです。

渡会治仁【文章】お化粧コンサルタント メイクアップアーティスト 渡会治仁

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