厳密に言いますと、 ヘアメイクとメイクアップ・アーティスト は似ていながらも実際にはスタンスが違います。
その詳細は割愛いたしますが、大きな違いは 同じようにコスメを使う仕事であっても メイクアップアーティストは コスメやツール(化粧道具)についての 知識やテクニックが格段に広いことでしょう。
そのために、コスメメーカーとタイアップや プロデュースという方法でコスメ開発に参画 されることが少なくありません。
ところが・・・。
※以下、メイクアップアーティストを
MAと表記いたします。
MAは見方によっては芸術家。
しかし、悪いことに・・・結構、アバウト。
また、専門家ゆえに「こだわり」も ありすぎる場合も。
そのために、なかなかメーカーサイドと 噛みあわないケースもしばしばあるようです。
例えば、メイクアップブラシ。
企画では、 「MA、○○さんがセレクトされた8本セット」 のはずが・・・10本を譲らなかったり。
毛質にこだわりすぎて、どんでもなく 高額に・・・。
このような、やや困ったちゃんでも・・・。
ブラシメーカーさんにとっては"特殊な形状"と 思われていたブラシが大ヒット!
メイクアップの本では、かなり古いのですが その中のアイディアを製品化したら 大ヒット!
MAが普通に使っているスポンジ(海外製) を輸入販売したら、それがスマッシュヒット。
海外のMAが普通に使っているファンデを 一部日本仕様(薬事法の関係で)に 変えたら大評判。
やはり、プロはプロ。
しかし、ご本人たち(MA)は、 普段、普通に使っている(いた)だけですので ご自身がプロデュースした製品がヒットしたのを 驚いているようです(笑)
【文章】お化粧コンサルタント
メイクアップアーティスト 渡会治仁 |