"スペシャルケア"を解釈すると、「特別なスキンケア」。
イベントや冠婚葬祭他、仕事が終わってからの 自分の時間や"お出かけ"のための「外向きスキンケア」。
そのため、前日のスキンケアが重視され かってはパックやマッサージのような コスメ+アルファ。
また、"栄養"のあるクリーム類の使用がその主流でした。
※現在は、すべてのコスメに"栄養"という言葉を
表記することは違法です。
そして、これらに加え 化粧水のコットンマスクや、 最近は大手のメーカーが提唱している「乳液湿布」 も"スペシャルケア"に含まれます。
しかし、昨今はその言葉も変り コスメメーカーやエステサロンによっては 「お肌を改善するために特化したスキンケア」。
もしくは、 「お肌を改善するために特化したスキンケアコスメ を使うこと」となります。
そのために、通常のスキンケアコスメ というより「薬と化粧品の中間」である 医薬部外品コスメを推奨されています。
つまり、かっては 「翌日の結果を期待してのスキンケア」 であったのが、現在は"即効"や 医薬部外品の"結果"に着目されています。
ニキビの軽減や"たるみ"の改善。
また、シミなどの色素沈着には、それ自体を 漂白する薬効成分の一部認可。
また、以前はマッサージによる血行促進 でしか改善を見込めなかった"うっ血による赤ら顔" もコスメをつけるだけで赤みの軽減が期待できます。
このように、コスメ自体の日進月歩の進化 とともにスキンケアが極めて安易になりました。
しかし、その反面 「ご自身のお肌に向かい合う」という お肌との対話が少なくなってきているようです。
いいコスメや"お肌にあうコスメ"を選べば それで完結してしまうスキンケア。
それはとても"楽"であり、スキンケアの 時間短縮にもつながりますが・・・。
しかし、本当の"スペシャルケア"は お使いのスキンケアコスメだけに頼らず 洗顔後のタオルやテッシュやコットン。
手指の使い方他を見直し、 「お肌をいたわること」を考慮すること だと思います。
昨今のコスメ広告。
どれも目移りするくらい、魅力的ですが ご自身とお肌があってのスキンケアコスメ。
それを忘れないでくださいね。
【文章】お化粧コンサルタント
メイクアップアーティスト 渡会治仁 |