コスメの効果や効用。
また、コスメの配合成分をわかりやすく 説明するのに、 例え(比喩表現)が一番 伝わりやすいのはわかってはいるのですが・・・。
口頭でも文章でも 個人的には、どうしても苦手なのです。
その為に、言葉よりも実際の配合原料を 授業に持ち込み実演することが少なくありません。
例えば、
●界面活性剤をマヨネーズに。
これは、水と油を混ぜる乳化剤や界面活性剤を 説明するのに使われます。
本来なら混ざり合わないものが、 "混ざる"という状態をマヨネーズに 例えています。
コスメでいうと、オイルクレンジングが 該当します。
確かに身近なことで例えられているので わかりやすいですが・・・。
あくまで食品のことであり、 コスメの世界とは少し距離があります。
また、界面活性剤はネガティブに考えらている 嫌いがあるので必要以上の説明は不要と 考えています。
*乳化剤と界面活性剤は、ほぼ同義です。
●コスメのお肌浸透を、水を飲むたとえや地面に。
"ぐびぐび飲むように化粧水が浸透する"
"乾いた地面がよみがえる様に水分が与えられる"
イメージ的には理解できますが・・・。
0.02mmと言われるお肌の角質層。
個人的に、この限られた対象箇所に、 イメージを重ねられないのです。
他、口頭や文章でもこのような"例え"は 限りなくあります。
いい解釈では"言葉を自在に操れている" となるのでしょうが・・・。
過度な"例え"は、イメージよりも
"例え"自体の印象が強くなり、 本来の「わかりやすくするための手段」 からかけ離れてしまうと思います。
【文章】お化粧コンサルタント
メイクアップアーティスト 渡会治仁 |