コスメの不都合情報は、一般の方が知ることではないのですが・・・ メイクアップアーティスト&コスメ開発・プロデュース をしていますと他人事ではありません。
コスメ開発では、すべての工程においてトリプル以上のチェック。
各関連業者様と連日詳細に渡り、 確認をし続けます。
それでなくても、「世界一厳しい」といわれている 日本のコスメに対する法律。
各メーカー、それを厳守しながら製造販売 していますが・・・。
人為的なケアレミスもあれば、どうみても 作為的と疑いざるをえないことも・・・。
また、コスメには開発過程において "想定外"が日常です。
以下は、ウェッブ上で掲載されていた「不都合情報」の 概略ですが、
・化粧品製造販売届出書の提出前に製品を市場に出荷 ・製造販売業者の住所を誤表記 ・薬事法上必要な日本語の全成分表示等、法定表示ラベル
が貼付されていない ・「美白エッセンス」なのに医薬部外品ではない ・未記載の成分混入 ・薬用美白と標榜し医薬部外品と紛らわしい表示 ・本来成分の誤表記 ・油性成分の酸化による異臭
いずれも、弁解の余地はないのですが 大手のメーカーが "「美白エッセンス」なのに医薬部外品ではない" という詐称をしていました。
"薬用美白と標榜し医薬部外品と紛らわしい表示" にしてもユーザーを欺く作為的な文言を使ったのでしょう。
また、"本来成分の誤表記"については厳格で 誤字脱字他、文字の大きさや「読みやすいフォント」 まで確認されます。
例えば、「アルブチン」を謝って「アルプチン」 としても自主回収の必要があります。
仮に、45種類の配合成分があったとすると、 「一文字、一文字完全に誤りなく記載」は 寿命が縮むほど緊張します。
このように、ラベルや能書他の文字関係他 厳格な指導の中、コスメは大手中小メーカー問わず 製造販売されています。
また、それを明らかにするために「不都合情報」 は公開されています。
http://www.fuguai.com/index/main_page/index/cPath/95_821/c_page/1/page/1
ご参考まで。
【文章】お化粧コンサルタント
メイクアップアーティスト 渡会治仁 |