有名美容効果成分のおさらい

コスメの配合成分は、
洗口液(せんこうえき)の配合成分表記と異なり、
「何が何の用途で使われているのか」が明記されていません。

例、

【全成分:洗口液】

基材:濃グリセリン
可溶化剤:PG、POE硬化ヒマシ油
香味剤:香料(ナイトハーブタイプ)、マルチトール、サッカリンNa
薬用成分:塩化セチルピリジニウム(殺菌剤CPC)、トラネキサム酸(TXA)
PH調整剤:クエン酸Na、無水クエン酸
防腐剤:パラベン

その為に、コスメメーカーが公開している
"配合成分"を信用する他ありません。

お肌の乾燥であれば、ヒアルロン酸。

エイジングケアには、EGF(ヒトオリゴペプチド-1)。

セラミドは、角質細胞間を理想の状態に維持する
美肌には重要な美容効果成分。

このように、代表的な美容効果成分は
単一ではこのような働きをもちますが
ほとんどは単品ではなく他美容効果成分と
ブレンドされています。

そのため、
「たくさん有名美容効果成分が入っていると得した感じ」
となりがちです。

しかし、コスメには主剤としている美容効果成分
だけではなく以下がさらに加えられています。

・水
・ベースオイル
・ワックス
・ビタミン
・エキス
・保湿剤
・消炎剤
・収れん剤
・乳化剤
・増粘剤
・防腐剤
・酸化防止剤
・香料
・色剤カラーラントほか

これらの配合でハーモニーされたコスメは、
"化学製品"から"美に導くコスメティック"に
変貌します。

 

ここ数年のコスメ宣伝・・・。

以前は、コスメの効果や効能を"イメージ"や
"イメージキャラクター"で伝えることが多かったのですが
昨今はズバリ"配合成分(美容効果成分)"の
訴求が一般的になりました。

そのため、より具体的に
「このコスメにはこのような効果・効用がある」
とわかりやすくなりました。

しかし、その反面・・・必ずしも、
効果・効用に導く配合成分量が入っていない
コスメも散見します。

私共のような専門家であれば、
コスメに必ず明記されている全配合成分で
ある程度は予想できるのですが・・・。

"効果・効用が確認できる個人差"が
あるために、さらに判断が難しくなって
きています。

しかし、幸いなことに
有名美容効果成分については
大きな個人差はなく、
安心してコスメ選びの参考になります。

以下は、その代表的な美容効果成分です。

すでにご存知な美容効果成分もあるでしょう。

また、字数の関係で割愛している
美容効果成分もありますこと
ご了承くださいね。

【乾燥】

・ヒアルロン酸
・セラミド
・レチノール

【エイジングケア】

・EGF(ヒトオリゴペプチドー1)

 ※ 0.5%以上配合であること。

【紫外線トラブル対応】

・フラーレン

 ※ ビタミンC60バイオリサーチ株式会社の
    登録商標である"ラディカルスポンジマーク"
    を商標。もしくは、そのロゴを使われてる
    コスメのみ有効。

【透明感】

・ビタミンC誘導体
・αーアルブチン(アルファーアルブチン)
・プラセンタエキス

【毛穴ケア特化】

・AHA(フルーツ酸)

これらの美容効果成分は比較的に目にしやすい、
代表的な9種類です。

ひとつの目安としては、記載されている全成分
の前にあればあるほど効果が期待できます。

※ すべてのメーカーではありませんが
原則的に配合量の多い順に表示。

ただし1%以下については順不同で
表記されています。

ご参考まで。

渡会治仁【文章】お化粧コンサルタント メイクアップアーティスト 渡会治仁

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