乳液(エマルジョン)をブランド内や 使用手順に入れている各コスメメーカーにとって 想定外の"ジェルコスメ"の大ヒット。
そしてその大ヒットにより、 同じ立ち位置にいた乳液の買い控えが 激増してしまいました。
そのため乳液をラインナップしていた メーカー事情もあり、"乳液をリヴァイバルする" 各メーカーの動きが活発です。
そのために、
"乳液で何ができるのか"
を全面的にだし、その多目的や用途。 利便性を猛アピールです。
下記はその一例です。
・ミルクパック(乳液でのパック) ・乳液でのクレンジング ・保湿強化 ・お肌やコスメの水分を逃さない蓋 ・メイクベース(化粧下地)として使用可 ・紫外線防止に(日焼け止め効果を加える)
また、驚いたことに "乳液に荒塩を混ぜてソフトピーリング" まで登場。
なぜこれまでに、"乳液リヴァイバル" なのかはメーカーの思惑が強すぎると思います。
さて、今一度"乳液(エマルジョン)"を おさらいしてみましょう。
乳液は、
クリームと化粧水(ローション)の中間で、 油溶・水溶性成分を乳化したコスメ。
使用順番としては、 乳液先行では"角質層軟化で水分を受け入れやすく"。
化粧水後は、"化粧水水分(保湿効果)を逃がさない蓋"。
これらは、現在では "乳液でなくても、ジェルや美容液(セラム)で 同様のことが可能"です。
つまり結論として、 "スキンケアに絶対必要なコスメ"とは いいがたいのです。
とはいえ、まだまだ、"乳液騒動"は続き 多くの「お得な使い方」情報があらわれると 予想されます。
しかし、それに惑わされず "必要だから乳液を使う"という ご自身のお肌との相談が必要です。
【文章】お化粧コンサルタント
メイクアップアーティスト 渡会治仁 |