メイクベース、必要?不要?

古くはファンデーションには、
メイクアップベース(化粧下地。以下、メイクベース)
が必要とされていました。

その理由は、

・お肌の水分・油分を均一にし
  ファンデーションのムラをなくす。

 ※ ファンデーションのタイプ問わず

・お肌の乾燥や外部刺激の保護(紫外線・外気ほか)

・ファンデーションの顔料から、お肌を保護。

 油性の薄い油膜やジェル(ゲル)原料の皮膜で、
  顔料の毛穴侵入を保護。

・コントロールカラー効果を併せ持つ
  メイクベースは"肌色の均一化"。

 もしくは、ハイライト効果で"立体感演出"
  を期待する。

というのが理由でした。

また、この理由は現在でも
メイクアップスクールや美容学校。

コスメメーカー社員教育他、
広く指導されています。

もちろん、各社コスメメーカー
"メイクベース販売"の必要性訴求にも・・・。

また、確かに「メイクベース」を
お肌につけることでファンデーション
がキレイについたり化粧崩れ他を
ある程度回避できました。

しかし、昨今の各タイプのファンデーション
やスキンケアコスメの進化のため
「絶対に必要となるのか」と問うと疑問となります。

またメイクベースによっては、
使わないほうがファンデーションが
きれいにツキ、伸びも軽くなることも。

現実、メイクベースの定義すら
危ういほど広義に扱われています。

そのために、メイクベース自体
他の類似コスメに埋もれている感があります。

特に、BBクリームが爆発的なブームを
起こして以降、顕著です。

※BBクリームの「BB」とは、
  「プラミッシュ バーム(Blemish Balm)」の略。
  損傷した皮膚を落ち着かせるクリームをいいますが、
  クリームと言うよりファンデーションに近い。

 化粧下地・保湿クリーム・日焼け止め・ファンデーション他、
  BBクリーム1つで多数の機能を持っているのが特徴。

前置きが長くなってしまいましたが、
メイクベースによっては、
使わないほうがファンデーションが
驚くほどツキ、伸びも軽くなることもあります。

また、気になる「お肌への負担」。

"メイクベースを使わなかったから、
スキントラブルが起きた"ということも
ありません。

そのため、ご自身の判断で
メイクベース使用の可否を判断しても
何も問題はありません。

ご安心して、判断してくださいね。

渡会治仁【文章】お化粧コンサルタント メイクアップアーティスト 渡会治仁

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