生物を配合成分にするのは、
特別新しいことではなく動植物いずれか、
もしくは両方必ずコスメに配合されています。
また、それも一般的に知られている生物
もあれば意外な生物も・・・。
いわゆる、エキスとして配合されているのは
そのほとんどが植物由来。
また、油脂系は動物由来で。
色素として、甲殻類とか。
ところが、そのいずれにも属さず
インパクトの強い配合成分。
それが、"なまこ"であったり"カタツムリ"です。
特に、"カタツムリ"については
なんと言ってもその粘液。
さかのぼること古代ギリシャ時代から、
皮膚のトラブルなどに薬として使われてきたのだそうです。
近年で再評価されたのは、
フランスの食用カタツムリ養殖場で、飼育員が傷を追った際、
何もつけずに傷口が早期に治癒したことから。
その結果、
プロティアーゼ(カタツムリ分泌液:タンパク質分解酵素)
であったり、
ミュシン(カタツムリ粘液:肌生成補助成分コンドロイチン)
とメーカーによって異なりますが
いかなる成分も日本で認可されている成分です。
つまり、カタツムリ粘液や分泌液が
"特別な成分"ではなく、
"使われることが少なかった認可済み成分"という
ニュアンスです。
そのため、「え〜〜カタツムリ」というより
"美容効果成分が配合されているコスメ"
という認識で十分だと思います。
また、"なまこ"では、
■能登の赤なまこ石けん
http://www.notostyle.biz/SHOP/or01-100.html
■長崎(大村)は黒なまこ石鹸
http://www.e-soap.jp/
意外なメーカーが製造していて
二度びっくりです
各洗顔石鹸の配合成分を
確認した限りでは、"劇的"とか"即効"とまでは
いかないかもしれませんね。
普通に楽しめる洗顔料だと思います。
ナマコとか、カタツムリとか・・・。
話題づくりだけではなく
コスメとしてしっかりしているようです♪
【文章】お化粧コンサルタント
メイクアップアーティスト 渡会治仁 |