メイクアップには、"正しい"とか"絶対"は
ありませんが・・・。
専門家であるメイクアップアーティストの
視点から、"理想的なメイクアップ"はあります。
どんなメイクアップが、理想なのでしょうか?
メイクアップで、イメージを
変えるのは初学者の生徒さんでもできます。
コスメの色を変えたり、質感や面積他を
施術者の感性で好き放題・・・。
それは、誰が見ても変わっていきます。
しかし、そのメイクアップを
受け入れてくれるかは全く別問題ですね。
では、もっともプロフェッショナルな
メイクアップって・・・。
メイクアップ後、第三者が見ると
"変わっていない"。
しかし、その方だけがわかる変化や違いで
仕上がっているメイクアップ♪
ほんの少しの濃淡違いとか、太い細いの
数ミリ単位。
質感をわずかにずらす。
"変える"というのは、その方のメイクアップを
完全否定。
また、その方が再現できないメイクアップは
技術者の自己満足。
意外かもしれませんが、このような
繊細かつ配慮のある"メイクアップ"。
デリケートな技術と感性を持つ、
日本人のメイクアップアーティストや
ヘアメイクが日常的に行っています。
余り変わることを望まないモデルさんや
芸能人ほか。
だからこそ、繊細な技術で"美"を演出します♪
アーティストとしての力量を、
ご披露したくてもそれを控える。
そのストィックな姿勢が、さらに
高度なテクニックに昇華されています。
まだまだ、日本のビューティーは
世界のお手本となるでしょう♪
【文章】お化粧コンサルタント
メイクアップアーティスト 渡会治仁
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