過日、台湾に美容視察に行ってきました。
特に知りたかったのは、
・糸脱毛
・台湾式シャンプー
・緑豆洗容素
の3点。
そして、糸脱毛を体験してきました。
お顔の糸脱毛の正式名称は、挽臉(ワン リエン)。
※挽面と表記されていることろもあるようです。
挽臉は、古くはお嫁さんになる前日にやる習慣だそうです。
メイクアップ的に、お顔の産毛は"影"。
つまり、産毛の影が"くすみの原因"であり、
ファンデをキレイにつけるには"産毛は、ないほうがいい"
というのが古今美容家の共通認識です。
しかし、"剃る"にはお肌を傷つけるリスク。
ケミカルやワックス脱毛は、現実的ではありません。
そこで、産毛&余分な角質取りの挽臉です♪
しかし、日本では未知のお顔脱毛方法ですから、気になるのは
・痛み
・値段
・効果の可否
・どんな感じで挽臉されるの?
・どこでできるの?
ですね。
痛みは、ほとんどなし。
それよりも、音かな?毛を抜かれている"ばりばり"って音が
リズムあっていい感じです。
時間は、今回施術してくださった呉春慧先生で15分程度。
お値段は、どこでも一律値段のようで女性@日本円で、600円(200元)。
男性650円(250元)施術後の、後払いです。
※1元=3円換算
挽臉効果の可否ですが、施術されてからつるっつるです♪
もちろん、お肌もワントーン上がりました。
呉春慧先生談では、頻度は1ヶ月に1回とのこと。
挽臉はまず、シンプルな座椅子に座りケープ&ターバンで準備。
そして、この丸竹香粉(写真は、パッケージ)という
白い固形パウダーを顔全体に擦るようにつけられます。
丸竹香粉は、やや粘り気あるパウダーです。
当然・・・顔は、真っ白です。
しかし、誰も見ていませんからご安心くださいね。
それから糸で、"さくさく"というか・・・"ばりばり"と。
使うのは糸2種類。白く太い木綿糸は全体に。
赤い細い糸は、細かいところに。
お顔は、ご存知の通り複雑な球面体です。
それを、器用に糸を操りお顔全体に
施術していきます。
施術されたところは、先につけた
白いパウダーも取れるので
仕上がった頃には"すっぴん"です。
【参考写真】
http://makeup.gogo.tc/taiwan_beauty/job.html
"どこでできるの?"かは、
すべて把握したわけではありませんので、ご参考まで。
路上では、士林夜市近くで8名くらいの
年配挽臉師がずらりと・・・。
いつも、出没しているかどうかは不明です。
英語ができると思って一番若い挽臉師、呉春慧先生にお願いしました。
しかし・・・英語・日本語全く通じませんでした。
地下は龍山寺。地下街通路に年配挽臉師が2名。
日本語そこそこでしたが・・・。ご熱心な勧誘は、ちょっとね・・・。
店舗は、晴光市場に1店舗ありました。他不明です。
注意、仕上げに、化粧水とクリームをつけられますけど、
あくまで海外製。
お肌に合わないことも考えられるので、お断りすべきでしょう。
メイクされている場合は、その上からされます。
たぶん・・・ファンデもすっかり取れてしまうでしょう。
また、瞼も施術されるのでアイカラーも取れる可能性も・・・。
一応、お化粧直しのファンデは持参されたほうがいいかもしれませんね。
帰国後、検索してみたら挽臉の歴史やスクールやら、
電動挽臉機も。
近代美容は、コスメのケミカルや機器に頼っていますが
このような、シンプルな手技である挽臉。
美容の原点を体験できるのも貴重ですね♪
挽臉は、今回ご紹介した台湾だけではなく、
ニューヨーク・中国・香港。
そして、日本にもあるようです。
ただし各国、技術や使うツールも若干違うようです。
もちろん・・・お値段も。
奥が深い、挽臉。
是非、台湾でご経験されてくださいね。
【参考写真】
http://makeup.gogo.tc/taiwan_beauty/job.html
【文章】お化粧コンサルタント
メイクアップアーティスト 渡会治仁
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