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有名コスメメーカーの高額クリームと
マツキヨ他で販売されている安価なクリームが
同一成分であるとか。
そして、同一成分だから
"安価なクリームと同じ"という
ちょっと結論を急ぎすぎることを聞きました。
これは、正しいようにも聞こえますが
はたして高額クリームと安価なクリームを
"同じ"と評価してよいのでしょうか？
筆者の経験の中に、
諸事情により化粧水の製造先を
変えたことがありました。
もちろん、その化粧水の処方は全く同じです。
しかし、出来上がった試作品は・・・別物でした。
この原因は、
・同一成分名でも、その成分販売会社により違う
・成分の混合順位や温度他で違ってくる
・細かいパーセントは各社原則非公開
他。
コスメティックを海外の処方研究者は、
"カクテル"にたとえました。
そのように、微妙な配合や作り方によって。
また、香りや容器他のデザイン要因で
"同じ配合成分"でも"違ってしまう"のです。
比較的シンプルなローションですら、この結果。
クリームでは製造工程がデリケートですので
さらに違いがでてきます。
従って、同一成分だから
"高額なクリームと安価なクリームは同じ"とは
言いがたいのです。
高額なクリームは、その価格にふさわしい
テクスチャー（質感）や効果。
お肌への働きかけがあります♪
それが、同一成分であっても
同じお値段ではない理由です。
 【文章】お化粧コンサルタント
メイクアップアーティスト 渡会治仁
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