なぜ、同じ乳液なのに、
ミルクローション、エマルジョンがあるの?
というご質問がありました。
なるほど、確かに紛らわしいですね。
コスメ表記(言い方)で訴求を狙うと、
このようにわかりずらくなってしまいます。
お答えは・・・。
乳液という言い方は、すでにポピュラーなので
言い方を変えて"新しさ"をアピール。
ミルクローション(ミルキィローション)は、
"従来の乳液より化粧水に近いですよ"という
使用感を訴求。
そして、"ミルク"という言葉が加わると
お肌に優しそうなイメージ。
エマルジョンは、乳化という意味で、
混じり合わない"水と油脂"を混ぜること。
これは、乳液だけではなくクリーム他も
乳化されています。
語感が、プロっぽくて新しい。
それで、エマルジョン。
細かいことでは、違いあれど
乳液 = ミルクローション = エマルジョン
なのです。
このように、言い方が違っても用途や
中身はほぼ同じ。
しかし、この言い方の違いで高級感をも
感じてしまうのがコスメの不思議なところですね。
【文章】お化粧コンサルタント
メイクアップアーティスト 渡会治仁
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