諸関係、いろいろなご相談やご質問を
いただくことがあります。
その中、長年ビューティーの仕事を
していながら初めて聞かれたことです。
「綿棒の持ち方ってあるんですか?」
その、お答えは・・・"ある!"です。
綿棒の持ち方は通常、鉛筆持ちではなく
歯ブラシ持ち。
指は、ほぼ柄の中央です。
このことで、"綿棒は目の周りに使う"と
いうことを考慮し、ソフトタッチで使います。
また、場合によっては芯棒を曲げて
"くの字"にすることがあります。
これは、いつもしてることではありません。
アイラインを取るときや直すとき、
メイクアップアーティストの立ち位置からすると
上から下向き目線になります。
それで、真っ直ぐの綿棒だと見づらいので
"くの字"に曲げているのです。
他、皆さんと違う綿棒の使い方は、
・綿棒の先端を少しほぐしていること
・綿棒を横に動かさず、芯を回転させている
の2点だと思います。
先端をほぐすは、よりコスメと綿棒の
引っ掛かりをよくするためです。
また、目の周りで使うので、視線に入り
とがった先端だと怖がる方も。
綿棒先端の"点"でとるとりも
"面"にしたほうがスムーズに取れるからです。
"芯を回転させる"は、
1回転で上のアイラインを。
同様に、1回転で下のアイラインを
とるためです。
この時、先ほど記載したように
綿棒の先端は、ぼぐれています。
目の周りを、いたずらに何度もこすらず
最小限の回数で綿棒の仕事をしてもらう工夫と
お考えくださいね。
また、少し余談ですがステージやショーで
使われる大きめなラメを使っている場合。
低粘着のサージカルテープを使い、
ほとんど取ってからクレンジングをします。
これも、ラメで瞼を傷つけないためです。
粘着綿棒でもサージカルテープ同様に、
ラメを取ることができます。
また、綿棒がない場合は
コットン四つ折り@角使いで
綿棒同様に使います。
綿棒は、控えめですけど立派な
ビューティーのパートナーです♪
"擦らずに、綿棒を廻して使う"。
ご参考にしてくださいね。
【文章】お化粧コンサルタント
メイクアップアーティスト 渡会治仁
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