『保湿』は、保湿効果のあるコスメを使うと
お肌がはっきりと変化しますので
「保湿された!」とわかります。
しかし、これはお肌にコスメ使い
お肌本来の保湿不足分を補っています。
コスメに頼り過ぎず、最低限のサポートで
『お肌の保湿をする方法』はないのでしょうか?
今号は、少し長くなりますが
お付き合い願いますね。
さて...。
そもそも、保湿って何でしょう?
まず、簡単なお肌のおさらいをいたしますね。
▼ お肌の油分(脂分)
また、その量(皮脂量)は季節・性別・環境・年令で
変化しますが1日約1〜2g
▼ お肌の水分
お肌水分量は、お肌の最表面である角質層に
15〜20%含有されていることが理想。
10%以下でカサツキが生じます。
以上が、お肌の生理ですが
重要なのは『1日約1〜2g』の皮脂。
そして、角質層内にあって欲しい
『15〜20%』の水分です。
また、この2つは決してばらばらではなく
お肌の上で混ざり合い『皮脂と汗の天然クリーム』
となります。
この天然のクリーム。
これが、天然保湿因子(NMF)です。
ところが、年令的に皮脂や汗の量が低下したり、
人体内の美肌維持成分が不足してくると
お肌の理想的な肌構造が崩れてきます。
そのため、その不足量を化粧品で補い
回復を期待します。
では、その不足量。
適量とか上限はあるのでしょうか?
残念ながら、『個人差』があるので
量的な指針はありません。
しかし、うれしいことに
昨今のコスメは"コスメをつける量"よりも
『コスメの使い方』でかなりサポートできます。
【 保湿系コスメの基本ルール 】
1)保湿系コスメは、2度づけで2倍の効果にはなりません。
同様に5度つけて5倍の効果にはなりません。
2)効果先行で、高保湿後に一般的な保湿コスメをつけても
高保湿優先になる。
3)保湿を損なう原因と考えられるのは、
ターンオーバー後残留している余分な角質。
AHA配合や酵素洗顔料で"余分な角質除去"が
保湿系コスメの最大限の効果を発揮させる。
以上、大切なポイントは2つです。
1)2)のように、高保湿コスメは1度づけで結果が出る。
その結果を出すためには、AHA配合や酵素洗顔料が
とても効果的であるということです。
まず、洗顔料の見直し。
※ すでにアイナソープ100、400。
グリフォーム1300をお使いの方は
保湿系コスメ選びに集中できます。
そして、保湿系コスメ選びになります。
幸い昨今のコスメは『保湿』と『高保湿』とに
わかれています。
しっかり、『高保湿』と明記されているコスメを
一番最初にお使いいただく。
また、保湿を逃さないためにも
ラッピングできる肌馴染みのいい
クリームやオールインワンコスメを使う。
どうしても、量的に多くコスメを使ったり
保湿の実感がわかないためにいろいろと
コスメを使いくらべていることを
多くの方より伺っています。
しかし、実はこのように
シンプルに2種のコスメだけでも
しっかり結果が出ます。
これからのシーズン、保湿必須が長引きそうです。
是非、ご検討くださいね。
【参考コスメ】
● AHA配合洗顔料
アイナソープ400他
● 化粧水:
カネボウ フレッシェル ローション(EX)
濃厚保湿化粧水
● オールインワンコスメ:
アプレッティ オールインワン モイスチュアクリーム
【文章】お化粧コンサルタント
メイクアップアーティスト 渡会治仁
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